created: 2025/07/27,
modified: 2025/07/30
Apacheは動的コンテンツや機能が豊富なWebサーバー向きで、Nginxは高負荷・大量同時接続・静的コンテンツ配信に強い高速サーバーです。併用することで互いの弱点を補い合い、効率的なWebサーバ構成が可能です。
| 項目 | Apache | Nginx |
|---|---|---|
| アーキテクチャ | マルチプロセス(1リクエスト1プロセス)。アクセスが多いと多数のプロセスが生成される。 | イベント駆動のシングルスレッドで複数のリクエストを効率的に処理。 |
| パフォーマンス | 動的コンテンツの処理が得意。負荷が増えるとメモリ消費が増大。 | 静的コンテンツや大量の同時接続に強く、メモリ使用は少なく効率的。 |
| 用途 | 幅広い機能と柔軟な設定で、動的コンテンツ処理や多機能利用に向く。 | 静的ファイル配信やリバースプロキシ、負荷分散など高負荷環境に適する。 |
| モジュール方式 | モジュールを動的に追加可能で柔軟。 | モジュールはコンパイル時に追加。主に効率重視のモジュールが多い。 |
| 設定のしやすさ | 豊富な設定項目があるが、複雑で細かく調整可能。 | 設定ファイルがシンプルで直感的に書きやすい傾向。 |
| 利用環境 | 小~中規模、動的処理が多い環境に適する。 | 大規模、高負荷、静的コンテンツが多い用途に向く。 |
一般的なパターンとしては、Nginxをリバースプロキシとしてフロントに置き、静的ファイルの配信や大量の同時接続処理を担わせ、バックエンドでApacheが動的コンテンツを処理する構成があります。これによりNginxの高速・軽量さとApacheの柔軟な動的処理能力の両方のメリットを活かせます。
たとえばNginxが受けたリクエストを必要に応じてApacheに転送し、ApacheがPHPなどの動的処理を実行します。Dockerなどのコンテナ環境でも、このような役割分担の設定をして両者を連携させることがよく行われています。