created: 2025/05/05,
modified: 2025/05/10
自分のURLを自由に作れるって知ってましたか? Web制作を学び始めた方にとって、「URLを自分で作れる」なんて不思議かもしれません。今回はその仕組みを紹介します。
たとえば、君が見ているこのURL:
https://sample.usual.tools
これは、実は「私が作ったURL」です
はい、作れます!
世の中のWebサイトのURLって、ほとんどが以下のように「持ち主が決めて」作っているんです:
これらのURLは、どこかから自動でもらったものじゃなくて、それぞれの運営者が「この名前にしよう」と決めて作っているものなんです。
実はこれ yahoo.co.jp などは、ドメインと呼ばれるものでURLを構成する重要な要素です。
ドメインとは、インターネット上の住所のようなもので、「〇〇.com」や「△△.net」といった形で登録します。
yahoo.co.jp はすでにヤフーが所有しているので、他の人がこのドメインを使用することはできません。
yahoo.co.jp などは大きなサービスなので、グループ分けしてわかりやすくしたいですよね。そんなとき使用するのがサブドメインです。
この住所を持っていると、その中に「サブドメイン」と呼ばれる入り口をいくつも作ることができます。たとえば「news.yahoo.co.jp」のように、「news」の部分を自分で決められるというわけです。
では実際にどうやったら所有し使用できるようになるのでしょうか。
たとえば以下のようなドメイン管理サービスがあり、ドメインを契約し設定します。ドメインの種類ごとに料金が設定され、年額1,000円くらいからあります。
次に使うのがレンタルサーバーです。初心者にも使いやすいサービスとしては:
ドメイン管理サービスでレンタルサーバーを紐づけたら、レンタルサーバーの管理画面でサブドメインが設定できます。
サブドメイン用のフォルダができたら、そのフォルダの中に index.html を入れればOK。ブラウザでアクセスするとページが表示されます。
プロジェクト規模によってさまざまです。
フリーランスで商店のHP制作を依頼された場合など、お客さんはドメインのことなどはわからないことが多いです。ドメイン登録からサーバー設定まで制作者側が行うことがほとんどです。
一方、クライアント先に常駐してひたすら更新するような場合は、先方にシステムチームがあって設定済みのことがほとんどです。とくにドメイン設定を意識することはないでしょう。セキュリティの関係上、FTPに接続させてもらえない場合も多いので、そんなときは該当ファイル一式をまとめてzipして、納品するような流れもあります。
これで「https://practice.example.com/」にアクセスしたときに、君が見ているページが表示されるという仕組みです。
今回紹介したように、URLは決して「勝手に与えられるもの」ではなく、自分で考えて、自分で作ることができるものです。
ドメインを持ち、サブドメインを設定し、サーバーにページを置くことで、世界中どこからでもアクセスできる「自分だけの場所」をインターネット上に作ることができます。
それって、ちょっとワクワクしませんか?
「自分でURLを作る」ことは、Web制作者としての最初の一歩。
そしてそれは、自分のアイデアを世界に届ける扉でもあります。